地球上に人間が100億人になったらやっていけないと言われて久しいですが、人口は着々とそれに向かっています。予定どおりいきますと、2050年には90億人、もしかすると、2055年には100億人となる可能性が大です。100億人しか地球上に住めない理由の一番大きなものは、食糧と水でしょう。住む場所は工夫できますが、耕作地と技術をどう広げるかが、これからの人類の命題でしょう。
しかし、こうした中、人口を増やそうとしている日本って変な国ですね。作ったモノが売れなくなる、経済が立ち行かなくなる、よって年金がもらえなくなるという点のみ語られ、1人の若者が1人の老人を背負うという年金のことばかりを言っています。しかし、生活保護に千兆円、失業保険を入れたら5兆円以上も使っている、すなわち税収の10%以上を、そういうことに使っている社会のことを、政治家やマスメディアは考えるべきではないでしょうか。
エジプトは、ピラミッドの時代は推定人口が200万人、今は8000万人(ちなみに、私が初めてエジプトに行った1966年は3000万人強でした)。すなわち、5000年で40倍となっています。地球はすぐ満員電車状態になることをまじめに考えましょう。