7月24、25日と、大分県の日田市に行ってまいりました。用向きは、ダイドードリンコの日本の祭りのアーカイブのためです。もう「日本の祭り」プロジェクトも通算8年になり、訪れたお祭りも130ヵ所近くになったのですから驚きです。
実は、日田には今年の6月初めに講演に来ています。水がとてもよく、天領水なる本当のミネラルウォーターが取れるところです。最近は、関東の熊谷市などに負けていますが、日田は日本一暑いところとしても有名です。「水郷(スイキョウと読んでいます)日田」がキャッチフレーズで、ビールや日本酒、焼酎といった水ものが有名ですし、優良な水を日田市の地下に大量に貯えていますので、スイカやナシといった水分が重要な果物の名産地です。町の真ん中を流れている三隅川も大きな川で、夏になりますと、2隻の伝馬船を横に連結した屋台船の夕涼みが有名です。浴衣の似合う女性も夕方から夜にかけて町を歩いています。
また、祭りもたくさんあり、豆田地区には江戸時代の町並みが残っています。そこには、電柱も電線もありません。江戸時代は幕府直轄の天領で、林業で栄えたとても裕福な町でした。近くには、九重町とか玖珠町とか天ヶ瀬といった、天皇家と関わりがある地名の町もあり、日田の人は、ここが邪馬台国だと考えています。
祭りの名は「祇園祭」といい、今から500年ほど前に日田に疫病がはやったとき、京都の八坂神社から神さまを分けていただき、その神さまが寂しがらないように、祇園祭を真似てやったのが始まりといわれているようです。神輿と、それに続く9基の山鉾とよばれる山車が、2日間にわたって町内を巡って、神社から神社を回る催しです。
  名物は多々ありますが、三隈川でとれる天然あゆと天然うなぎが特に美味でした。「あゆ尽くし料理」「うなぎ尽くし料理」は、他では味わえないものです。また、温泉もいい湯です。大分県の温泉と言いますと、別府とか湯布院をすぐ思い浮かべますが、ここ日田温泉は、それに負けないものです。
  ともかく町を歩いていますと、皆さん笑顔がすてきです。1年中何かのお祭りをしています。ぜひ一度行ってみてください。
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