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かねてより、風評被害で入学生が激減した福島県いわき市の学校法人昌平黌・東日本国際大学にその打開策を提案していましたが、3月24日の日に、正式に副学長に任命され(就任は4月1日)、本格的な教育活動に入ることになりました。
71歳になった私を教育活動に関わるようにして下さった緑川浩司理事長の深い見識に感謝するとともに、しっかりとやらなければいけないと感じました。
本学は、昨年創立110周年という伝統ある大学で、就職率100%を誇る大学です。しかし、東電の福島原発の事故以来、放射線の線量が低いにも関わらず、学生の集まりが悪く苦しんでいました。
現在、福島県内の高校生を中心にリクルートしていますが、留学生、中でも特に中国・韓国の学生が国に戻ってしまったのです。そこで立てたプランはeラーニングの活用です。
eラーニングですと、毎週学校に来なくても学習でき単位が取れるという利点があります。いわゆるオンデマンドです。ですから、運動部の学生も試合のときに正々堂々と休み、試合後にその授業を受けられるわけです。「欠席ゼロ」を目指すことができます。
次に国際化です。その名の通り、国際化を図る必要があります。国際化-グローバリゼーション-は留学生の受け入れだけではダメで、日本人が外に出なければならないのです。アセアン諸国に積極的に出る仕組みを作りたいと思っています。
それと、就職率はいいのですから、それに安住することなく、就職“質”を上げるべきでしょう。そのために一流企業との接触を増やし、本学の良さ-儒学をベースにした教育-をアピールしていきたいと思っています。
それにも増して、教員の質の向上も欠かせません。研究に力を入れていただくように支援していきたいと思っています。私のスローガンは「改革ではなく創世」です。
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