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インドネシアへは過去2回行っています。今回が3回目です。前2回はボロブドゥールとジャワ原人の人骨が発見されたサンギランの遺跡を訪ねました。ですから、首都ジャカルタへは1泊か2泊しかしていませんし、街中を見て回る暇はありませんでした。
しかし、今回とても驚いたのはジャカルタは大都市だということです。ともかく交通渋滞がすごいんです。普通に車で走ったら5分のところが30分かかります。カイロもすごいんですが、ジャカルタはその比ではありません。ジャカルタの人口が1000万人超、カイロの人口は800万人弱ですから、その違いでしょう。空港から街中に向かう時もそうでしたが、町の中は特にすごいです。
それと、オートバイの数の多さにはびっくりします。年に1200万台売れるそうで、ホンダ、スズキ、ヤマハとも生産が間に合わないとのことです。それと日本車が90%を超えるシェアだそうで、日本のメーカー、特にトヨタとホンダ、スズキが圧倒的だそうです。それとヤクルト、ピジョンのオムツの生産が間に合わないとのことです。
年収ベースで行きますと月給10万円以下の人(年収120万円以下)が多いとのことですが、物価が低く抑えられているので、生活レベルは低くないそうです。ともかくジャワ島に人口の半分以上が集まっていて、インフラもジャワ島とそれ以外の島では大きく違うということで、今後の政府の政策が注目されています。本年には大統領選挙が行われ、現ユドヨノ氏は大統領任期上限の2期10年やったので交代ですから、次の大統領に今後のインドネシアがかかっているとのことです。
インドネシア人は温厚な人が多く、真のイスラム教徒という感じです。もちろん、島によってはイスラム過激派もいるようですが、生活が安定してきた今、その運動は鎮まっているとのことです。インドネシアの人と目が合うと、まずニコッとします。言葉が通じなくてもニコッです。そして一歩退きます。決して人を押し退けようとしません。そういうところはエジプト人と同じです。おそらく農業が主産業だからでしょう。
そして歓迎の意を表します。礼儀正しい人たちが多いことにびっくりします。そして働き者です。手を抜きません。セキュリティの人も手持無沙汰でもきちんとしています。しかし、おしゃべりが好きなようで、声が大きく少しうるさいところもあります。笑い声が多いのも特徴です。何かというと笑っています。きっと現状にあまり不満はないのでしょう。きっと中に入るといろいろと欠点も見えてくると思いますが、こうしてみると満点です。
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