(この記事は無料メールマガジン『限りなく日刊に近いDaily作治』のお試し版です。2014年4月からメール形式での配信を開始します。ご登録はこちらから)
先週、4泊5日でインドネシアのジャカルタに行って参りました。用向きは、日本語をインドネシアで普及させようということでした。何故、私が日本語を、しかもインドネシアでということですが、ひとつは日本語圏を拡張したいということと、もっと大きな意味は私が25年来手がけているeラーニングの普及です。
eラーニングは「いつでも、どこでも、誰でも、何度でも」をキャッチフレーズに今や教育法のトップになろうとしています。私立大学ではどこでもその取り入れに取り掛かっています。今の法律では、卒業科目のうち60単位(卒業単位は124単位)までeラーニングで取ることができます。
eラーニングが導入されますと、昼間の貴重な時間を教室という暗黒の空間に閉じ込められることなく、ボランティア、サークル活動、スポーツの練習などに励むことができ、夜や朝にコンピューターまたはタブレットでひとりで学習ができるという便利なものです。
「試験に替え玉ができる恐れはないのか」と言いますと、完全にNOというわけにはいきませんが、出席をすることと、きちんと記述式の問題を解くということで(添付で自筆の解答を出すため少なくとも自分で書くことは担保できます)クリアーできます。
また、このeラーニングは国内はもとより海外でもできますから、日本語の教材を外国で勉強でき、なおかつ試験対策もできるという一石二鳥の方法なんです。そして、このeラーニングは何回でも繰り返し学ぶことができますから、語学習得には一番いい方法なんです。
そうした中で、中国とあまり関係が良くない今の状況ではアセアンを味方にすることはとても大切です。アセアンの中でもインドネシアは日本の倍の人口で、しかも若年人口が多く(平均年齢が28歳だそうです)、日本が組む相手としては最もいい国なんです。
しかもイスラム教国で、厳格なイスラム教徒でありながら穏健な民族性、さらに日本びいきと相手としては最高です。さらに、縁あってインドネシアの日本人に日本語の新聞を提供している『じゃかるた新聞』というメディアのトップの方と知り合えたという幸運も手伝って、今回マーケットリサーチにやってまいりました。
ジャカルタにある大学のうち2つとJapan Foundationとまわり、その反応を見ました。お会いしたインドネシアの方、日本の方、皆さんとてもいい方でいろいろとお話を聞いて下さり、いろいろなご意見を下さいました。
一番の難関はインフラ整備がいまいちということでした。インターネット環境が今一つということです。しかし、日本政府の資金・技術両面のサポートで2,3年内にはうまくいくと言っておりました。
インドネシアには日本語を勉強している人が84万人もいることや日本企業も2000社を超えて進出しているということを聞き、何とかしてアセアンの大国インドネシアに日本語熱を広めたいと思っています。目標は1000万人です。反応はとてもよかったので、これをどう本格化するかです。
(無料メールマガジン『限りなく日刊に近いDaily作治』はこちらから登録できます)