私は睡眠時無呼吸症候群という治らない病気なので、シーパップという器具を寝るときにつけて寝ています。いびきをかく中高年の小太り男性のほとんどがこの病気とのことですが、症状の一番顕著なのは、睡眠中によく目を覚ますことと、昼間起きているときにやたら眠たくなることです。しかしこの器具をつけると、途中で目を覚ますことなくひと晩中ぐっすり寝られ、一日中眠いということがないというよいこと尽くめなのです。が、普及がいまいちと言うことです。理由は、寝ているとき顔を締め付けるのが嫌だ、うっとうしい、起きてから顔にひもの跡がつく(実際には30分もすると消えてしまうのですが)などがあり、途中でやめる人が少なくないのです。これをつけないと、11時に寝ますと1時か2時にまず目が覚めます。そこでおしっこをし、また寝ますと4時か5時に目が覚めます。そしてひと眠り。6時に起きますと、眠り足らない感じがします。午前中いっぱい頭の中がすっきりしません。
それに、一夜に1~3回の夢を見てしまいます。夢は目が覚める少し前に見るそうですから、一夜に何回も目が覚めますと、夢が細切れになり、別々のもので短いのです。ところがこれをつけますと、6時に目覚まし時計が鳴るまで目が覚めませんので夢はひとつです。そして、筋書きも登場人物もみな覚えていますし、起きてからも気持ちがいいのです。
私の夢によく登場するのは、死んだ知人や両親が多く、生きている人が登場することはあまりありません。おおむね筋書きは、登場人物が生きていた時の思い出から入り、現在から未来にかけて私とどう関わっていくかが多いのです。が、全く知らない人とか、会ったことのない有名人とか、過去の歴史上の人物だとかの場合もあります。
こういったことを誤解したり混同して、自分が何々の生まれ変わりだなんていうのかもしれませんが、そういうことを強調するのがあまりいいこととは思いません。過去の人と話をする夢ではタイムスリップしているような錯覚に陥ることもありますし、未来の社会に生きているときは自分でも半信半疑のままその夢の中にいるのですから、よくわかりません。古代エジプトではこうした「夢見」というか「夢占い」があったのですが、これを分析して、その人が何を望んでいるか、どんなことに心を寄せているかがわかるというのも正しいような気がします。私は、時々夢に見たところに行くという錯覚に陥ることがあり、何が夢で何が現実なのかとまどうこともあります。どちらにしましても夢は楽しいものですが、一晩に3つ、4つ見るのはくたびれますので、欠かさずシーパップをつけて寝ています。
長野の雪祭りに行ってまいりました
「ダイドードリンコ日本の祭り」の2012年のひとつ目の祭りで、1月14 続きを読む…