デイル・アル=メディーナ

デイル・アル=メディーナ

デイル・アル=メディーナに残る集合住宅址は、王家の谷や王妃の谷の墓造りに関わっていた職人たちの住まいであった。山越えをすれば、約30分ほどで王家の谷に着くことができる。約70軒ほどの家が、周壁の中にぴったりとくっつくようにして建てられている。

職人やその家族は、役人の監視は受けていた一方、新王国時代第20王朝ラムセス3世の頃、ストライキを頻繁に行ったことなどがわかっている。

彼らの墓は、集合住宅址の西側の斜面に造営された。なおデイル・アル=メディーナは、アラビア語で「町の修道院」の意。


アケトスタッフ

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