赤ピラミッド。古代名は「輝くピラミッド」/ ダハシュール

赤ピラミッド。古代名は「輝くピラミッド」/ ダハシュール

古王国時代第4王朝のスネフェル王によって建造されたピラミッドの1つ。同じダハシュールに立つ屈折ピラミッドとは対称的に、化粧石はすべて持ち去られ、赤色系の石灰岩が露わとなっていることから、赤ピラミッドの名で呼ばれる。

底辺部の1辺220m、高さは99mで、約43度の傾斜角度は屈折ピラミッドの上部の角度と一致しており、屈折ピラミッド建造で得られた知識が生かされているといえる。緩やかな傾斜角度のためにやや小さく見えるが、ギザのカフラー王のピラミッドより容積は大きく、クフ王のピラミッドに次ぐ、エジプト第2の大きさを誇っている。

また断面の形が二等辺三角形をした、最古の真正ピラミッドである。


アケトスタッフ

吉村作治のエジプトピアを運営する株式会社アケトのスタッフです。