ダハシュールは、スネフェル王の2基のピラミッドや、アメンエムハト2世、センウセレト3世、アメンエムハト3世といった中王国時代のファラオのピラミッドが林立する、一大ネクロポリスである。
近年、早稲田大学古代エジプト調査隊により、新王国時代第18王朝のファラオ、ツタンカーメンにゆかりのある人々の墓域が発見され、時代を下ってもなお、重要な地域であったことが確認された。
ダハシュールは軍事エリアに入っていたため、最近まで研究者や観光客の出入りに制限があったが、現在では一般に開放されており、重要なピラミッド群を間近にできるようになった。